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2014.5.13 KIP Forum 「国際ビジネスと国際法律弁護士の仕事」
牛島総合法律事務所パートナー 田村幸太郎様、同社若手国際弁護士 加藤啓様

5月フォーラム開催。今回は弁護士の田村幸一郎先生と加藤啓先生に、牛島総合法律事務のオフィスにてお会いしました。同事務所の会議室をお借りし、「国際ビジネスと国際法律弁護士の仕事」というテーマで、同氏らに日本と米国の弁護士の比較や弁護士の業務一般について伺いました。 お話の中で、特に印象に残ったことは二つありました

一つ目は、弁護士ならではの発言でした。例えば、「人の内側は無理だが、人の外側の事象は全て弁護士が扱う領域である」という発言には、弁護士業への自負が垣間見られました。ただし、依頼人を弁護することで「人の人生を変える」と思うのは傲慢なので、あくまで第三者として関与する程度が望ましいそうです。

二つ目は、英語での会議で必要とされるものについてのお話です。同事務所では海外との交渉も多数担当しているそうですが、その際に英語能力以前に必要なものがあるそうです。それは、日本語での論理構成能力です。英語が話せるだけでは不十分で、自分の主張を先ず日本語で構成しなければなりません。実はこの立証が曖昧な弁護士もおり、英語以前に会議で通用しない人もいるそうです。

海外企業との折衝では英語が最優先される」としか考えていなかった私にとって、この「日本語での立証が案外難しい」という指摘は思いもよらないものでした。同氏らによれば、この立証する技能は一朝一夕に身につくものではなく、討論の繰り返しによってのみ獲得できるとのことです。

近年グローバル化しつつある日本に住む学生にとって、仕事で英語はいずれ必要とされるでしょう。英語に限らず討論を通じた立証力もまた、学生時代に習得しておくべきではないか、と感じました。(中村勇人)

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