2016年KIP地域研修報告
10月1日、2日の2日間、新潟県の南魚沼市に、KIP学生会員13人とアラムナイ(社会人メンバー)1人で訪れました。地元の方や、市役所の方々、そして国際大学の学生を交えた討論会をはじめ、農家の方に教えていただきながらの稲刈り・はざかけ体験など大自然の中で様々な活動を行いました。南魚沼での研修は今回で3回目となります。今回の討論会では、具体的なまちづくりアイディアを、参加者同士が様々な意見を出し合い、考えることができました。今回のまちづくり案の候補としてKIPでは5つのグループが書く提案を、①農業への最先端技術(ドローン等)の導入 ②国内外の大学生を対象とした農業体験を行うサマースクールの開校 ③日本酒・日本食を味わう欧米富裕者層向けツアーの実施 ④フェスの開催 ⑤海外からの移住者が住みやすいコミュニティの作成 としました。
【研修スケジュール】
10/1 (土) はざかけ場づくり、討論会
10/2 (日) 稲刈り・はざかけ体験、雪室見学
【写真】
—はざかけ場づくり体験—
収穫した稲を乾燥させるための伝統的な手法である、「はざかけ」を行うためのはざかけ場づくりを体験しました。
—井戸端会議(討論会)—
現地で農業や他の産業に携わる方・市役所の方・国際大学の学生・KIPメンバー、合わせて約40名で5つのチームに分かれて討論会を行いました。
—稲刈り体験—
国際大学の学生と一緒に、総勢60名で農家の方に教わりながら稲刈りをしました。
—はざかけ体験—
前の日につくった「はざかけ場」に稲を干しました。
—地元の方々と国際大学生との交流—
作業を終えた後、バーベキューをして交流を楽しみました。釜で炊いた新米のコシヒカリを頂きました。
—雪室見学—
この地方の伝統的な、食糧などの保存手段である「雪室」を利用して、日本酒などを長期熟成している「八海山酒造」の施設を見学しました。雪室とは、冬の雪を利用して、温度の低い状態を保つ施設です。写真は、1,000トンの雪を収容する雪中貯蔵庫の様子です。