2013年度KIPプロジェクト「グローカリゼーション」

【目的】
グローバル化が声高に叫ばれる一方で、国内の各地域について考える機会が学生間で少ないことに着眼してみました。この現状を踏まえ、これまで見聞きしなかった日本の地域や地方の現状を知り、そこで生活する学生たちや同世代の人たちと、現地にもかかわる一般社会問題を討論し、一緒に考えていきます。 またメンバーひとりひとりが故郷について考え直し、次世代の育成や地域の活性化に少しでも貢献する機会としていくことを目的としています。

【主な活動内容】
・日本各地で1~2泊を中心に大体一年に2-3か所。KIP会員の中から各地とのコーディネーターを選出し、現地参加者や在京参加者と詳細を決定
・実施地域にかかわる一般社会問題の討論会(大学生)、座談会(高校生)、高校生への進路相談など(要望次第)
・現地高校生・大学生によるガイドツアー:「僕らの見せたい僕らの町」
・最終日に意見交換会(リフレクション)をし、報告書(レポート)提出
・年一回を目標に、各地の参加者の中から1-2名の大学生+KIPメンバー+KIP外のメンバーによるアメリカ訪問を施行(メインテーマ:地域と就職→アメリカの大学生との討論会+日系企業訪問)
・シンポジウムにて報告
・レポートなどを報告書として提出

【スケジュール】
・石巻と松島(8月初旬)
・岐阜(10月中旬)
・宮崎(11月初旬)
・アメリカ(2月末―3月初旬)

【人数】
・KIP+KIP外の東京の学生=10~15人前後
・地方側からも同程度。
・海外は合計で15名程度(未定)※参加時には英語必須

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東日本大震災をきっかけに、KIPでは、東北各地域への訪問を定期的に重ねてきました。
今回はKIPグローカリゼーション第一弾として、宮城県石巻市および、日本三景と名高い松島を訪問し、地元の若者と交流することで、様々な「東北」の姿を知っていただきたいと思います。

1日目の8月3日に訪問する石巻市では、この5月からUstreamで『くじらステーション』という地元の情報発信番組を配信している現地の高校生たちと討論会「震災と教育」を行うとともに、彼らに「僕らの見せたい僕らの町」を案内してもらいます。震災で大きな被害を受けた石巻市ですが、決して震災のみにフォーカスするのではなく、地元の若者が考える地元の魅力・課題・未来について一緒に話し合います。

2日目に石巻と同じく宮城県沿岸に位置する町松島町を訪問します。松島湾内外にある260余りの島々の存在により津波被害は少なくて済んだとはいえやはり「被災地」としての事情があります。漁業をはじめ地元の復興に従事する若い方々に実際のお話を伺い、「地域復興」を通して「地域活性化」を考えていきます。その後に日本三景の一つとして有名な観光地としての松島の瑞巌寺・円通院・観瀾亭を訪問しながら、東北の歴史についても触れていきます。

【スケジュール・内容】
<8月3日(土)>
朝 貸切バスで仙台から石巻へ出発
午前中 高校生たちとの座談会
午後 「僕らの見せたい僕らの町」を訪問

<8月4日(日)>
朝 貸切バスで石巻から松島へ出発
午前 地元の方との座談会(松島町職員や漁師の方など)
午後 松島名所を訪問

【費用】
往復交通費+1万円前後(仙台、石巻、松島での貸切バス代:KIP負担)

その他詳細のお問い合わせはメールフォームよりお願いします。

(社)KIP知日派国際人育成プログラム
委員会一同

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