2012年度 KIPプロジェクト“大学生による「グローバル人材」の実体調査と研究”
Substantial Study of Global Human Resources by University Students

1. プロジェクト名称
“大学生による「グローバル人材」の実体調査と研究”
(”A Study of Global Human Resources by University Students”)
2. プロジェクト参加者
20人の日本の大学に通う学部生・院生:KIP会員 + 関東近県公募非会員、うち15名訪米予定
3.プロジェクト実施地・期間及びスケジュール (予定)
実施期間: 2012年10月1日 ~ 2013年9月30日
実施地: 東京・仙台・秋田・新潟・金沢・名古屋・別府・長崎・ニューヨーク・ニューヘイブン・ロサンジェルス
(1)東京勉強会・国内研修期間 2011.10月 ~ 2012.3月上旬
東京:毎月1回意見交換討論会 及び 東京、神奈川地域企業・大学インタビュー
(2)国内研修:2月末―3月初 大学訪問討論会 各地地場産業視察
仙台(東北大学)・秋田(秋田国際教養大学)・新潟(国際大学)・金沢(金沢工業大学) ・
名古屋(豊田工業大学)・別府(アジア立命館大学)、その他
(3)中間報告会・刊行物発行 3月末
(4)海外研修旅行期間 (アメリカ) 2013.8月末 ニューヨーク・ニューヘイブン・ロサンジェルス
(5)帰国後 2013年9月 関連団体への報告会及び報告書提出
4.プロジェクト目的
KIPは学生の立場から過去2年のプロジェクトにおいて、国際化教育を推進するにあたって日本人学生の単位取得長期留学が最善策であること、そして長期留学の呼び水として短期研修が必要不可欠であることを提唱し実証した。 本プロジェクトは、それらの延長戦として、長期留学をサポートする土台を作成することで学生が長期留学に踏み出しやすいシステムを構築することを目的とするものである。 その土台とは長期留学前の準備段階(準備授業等)、長期留学中(扱いや費用)、長期留学後(帰国後にその経験を活かせる場の提供)という三段階におけるサポート体制を意味するものある。
グローバル人材育成には大学・企業・学生が同じ理解のもとでその育成に向かっていくことが不可欠と考え、まずグローバル人材の定義を再度明確化し、次に三段階での企業・学生・大学間のミスマッチを研究・調査し、最終的にはより長期留学への途が開かれた体制を提言する。
5.プロジェクト内容
具体的な事業プロセスとして、まず定義明確化とミスマッチの調査のために、学生の思い・立場を1000人のアンケートから探る。次に企業インタビューにより期待するグローバル人材を知り、長期留学者についてどう考えるか、終えて戻ってきた人材をどう伸ばすべきかなどの調査を行い、また大学へのインタビューではどのように三段階で一貫性を帯びたサポート体制をとりたいのかを調査する。 これらの調査結果を踏まえたのち、国内研修を実施し、学生・企業・大学が一体となってグローバル人材育成に向かっているとされる各地のグローバル大学を訪問、その成功理由や意識の違いを討論を通じて明らかにする。最終的には国内でまとめた日本のグローバル人材の実体調査と育成状況をもとに渡米する。各国から留学生が集まり「グローバル」と隣り合わせで暮らすアメリカの学生の意識は日本人学生とどのように異なっているのかなど各地で学生討論会をしながら学び、企業インタビューと共に、これから目指すべく育成の方向付けの確認及び検討材料としていく。 同時に日本各地での学生のグローバル化成功事例を提示しながら、日本の地域からの発信を伴ったグローバル化をアメリカ学生たちに情報提供をしていき、東京のみに留まらない日本全体への興味を引き出せるような討論会にしていく。 グローバル人材育成は両者の行き来があって初めてより高い効果を生み出すと考えるからである。
6.活動スケジュール
2012/09 準備期間: メンバー選考
2012/10-2013/02 セミナー、レクチャーや討論、企業や大学へのインタビュー、
2013/02,03 国内地方研修:グローバルな教育を標榜する代表的な大学への訪問
各地訪問 学生との討論、企業インタビュー(予定)
2013/05,6,7 訪米前勉強会
2013/08末 アメリカ研修(2週間) 学生討論、企業インタビュー
2013/09 シンポジウムと関連団体への報告書提

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