アメリカ研修から帰国!

3週間のアメリカ研修を終え、メンバー13人が無事帰国しました。

アメリカでは大学での討論会と企業へのインタビュー、教授や院生からの特別講義、授業の聴講、寮生活体験を行いました。

<討論会>

ヒューストンではセントトーマス大学、ライス大学、ニューヘイブンではイエール大学、ボストンではハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、タフツ大学、カリフォルニアではスタンフォード大学を訪れ、このうちの6校の学生と“Should Japan accept immigrants?(スタンフォード大学では”Should Japan increase the number of immigrants?”)”というテーマで討論を行いました。各大学では、日本の文化に興味のある学生や、日本語を履修している学生、日本に留学したことのある学生、また日系アメリカ人である学生、日本と他国のハーフである学生など様々なバックグラウンドを持った学生が討論会に参加してくれました。訪れる地域によっても学生の移民に関する視点が違い、とても興味深い知見を得ることができました。

アメリカの学生との討論を通して、「日本人とは何か?」「日本の労働環境や社会システムがどうあるべきか」「日本の経済、文化がどう変容していくのか」など、移民が増えることによる新しい日本の姿について深く考えさせられました。もっともわたしたちが直面した課題は、日本が移民にとって魅力的ではないということでした。

<企業訪問>

ヒューストン、ボストンではアメリカ企業、日系企業、サンフランシスコではシリコンバレーを訪れ、日系のIT企業やベンチャーキャピタルの方々にインタビューを行いました。訪れたアメリカ企業は地域に根ざした企業であったり、地域特有の産業であったりしたため、地域との関わりについて、日系企業では、日米の働き方の違いや、組織の特徴の違い、アメリカであっても大切にしている日本の心などを中心にお話を伺いました。例えば、日本企業としての強みは高いクオリティーであり、意思決定においてもリスクを最小化するため数人で慎重に吟味するのに対して、アメリカではスピード重視なため、意思決定において社長などの責任者が一任して決定を下すということを伺いました。日米で異なるワーキングスタイルがとても興味深く、日本と移民の問題を考える上でも非常に参考になりました。

このような討論会と企業インタビューだけでなく、冒頭に述べたように講義や寮生活を体験し、アメリカで活躍する方々と交流したことで、わたしたち日本の大学生が、世界を目指し、世界で活躍する優秀な人たちと互角に戦い、日本だけでなく、世界に貢献できる人材になるには、自分たちはどのように成長し、どのような価値が生み出していけるのか考える非常に貴重な経験をさせていただきました。







戻る