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2020年6月13日第11回シンポジウム「50年後、私たちが過ごす超高齢社会」
KIP初のオンラインアイディアコンペティション開催

初めての試みで、アイディアコンペティション形式を取り入れたシンポジウムが開催されました。4チームが「50年後、私たちが過ごしたい超高齢社会を実現するアイディア」を発表したあと、投票で一位に輝いた“What will your verse be?”チームのテーマに関連して、「共働き、金融資産形成を阻む1番の障壁は何か」を各グループで討論、結果発表、その後の質疑応答も活発に行われ、会は盛況に終了しました。

4グループの発表内容は以下の通りです。

1.タイトル:"DiSCo City”、発表者:昨年度オーストラリア研修参加者3名
多文化共生社会を実現するため、"DiSCo City (Diversity, Smart and Compact City)”を提案します。この街では、様々なバックグラウンドを持った人々が自然とコミュニケーションをとりたくなるような社会を、Smartに、Compactに実現します。街は、中心部と国際住宅地に分かれており、中心部には都市機能と、同じ出身国者同士の繋がりを助長する国際センターがあります。国際住宅地は、オーストラリア研修を通して知った、互いの尊厳を保って暮らすリタイアメントから着想を得ました。DiSCo City実現のため、オーストラリア研修の学びを基に、言語教育・スポーツ・給食に着目し、今から私たちができることも提案します。

2.タイトル:"Artificial Intelligence Perspectives on the Shaping of Elderly-Friendly World”、発表者:ロシアのPh.D留学生1名
AIを活用した、高齢者も住みやすい社会を目指します。理想と考えるのは、若者にも高齢者にも平等の権利が付与され、高齢者もテクノロジーを活用した生活環境やビジネスに溶け込んでいる社会、そして強力な健康システムが兼ね備えられており、IoTシステムが生活にいきわたっている社会です。AIは、データ解釈、学習、意思決定に強みを持っています。そこで、この強みを活かし、上記の理想の社会を実現するためにSmart Working Deskを提案します。これは、快適な姿勢を保てる椅子や、血圧や体温などを図れるセンサー、リマインダーを示すパネルなどが備え付けられている仕事机で、高齢者が快適に働ける環境づくりをサポートします。

3.タイトル:食文化の記録を残そう(アーカイブ)プロジェクト、発表者:アラムナイ1名
どの世代の人も多様な食の在り方に対してポジティブな考えを持てる社会を目指します。現在、手料理に対する価値観の多様化や、地域における旬の食事の観光資源化、世代間での食文化のすれ違いなど、食にまつわる様々な変化が起きています。そこで、新しく生まれる・変わっていく・消えていく食文化を電子上で記録(アーカイブ)に残し、継続的な食文化を検証するために活用することを提案します。国主導でアーカイブ化を進め、多くの人が活用できるようなシステムを構築することで、理想的な食文化を持つ社会を実現します。

4.タイトル:“What will your Verse be?” 発表者:アラムナイ2名
老後も「自立的」「主体的」な生活を過ごすため、若いうちからの金融資産形成を勧めます。これは共働き家庭で行うことが最も効果的です。個別のマーケットリスクを一人一人が正確に把握することは困難なため、金融資産形成の方法は、経済全体の動きと連動する「長期・分散・積立」が王道だと考えます。世界経済の成長をリターンの源泉とするため、長期的に世界経済が成長し続けるか否かがカギとなり、共働きの実現性、実質賃金低下による収入減など、未だ課題は山積しています。そのため、個々人が金融資産に関する理解を深め、改善を行っていくことが必要です。

COVID-19の影響を受けた今回のシンポジウムでしたが、無事に開催することができました。支援してくださった理事の方々をはじめ、発表者のみなさま、当日参加いただいた社会人・学生の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。

助成:一般社団法人 東京倶楽部
一般社団法人 伊藤忠兵衛基金

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