2017.12.16 「学生とアラムナイの集う会」
2017年アラムナイ会では15名のアラムナイ、34名の学生が集まり大変な盛会となりました。
第一部では、2017年8月に行われたアジア研修の報告と、2018年2月にアメリカ研修へと飛び立つプロジェクトメンバーによる中間発表が行われました。アジア研修報告では、訪れたシンガポール、香港、そして日本の共通の社会課題である少子高齢化問題に関する研究成果についての発表がありました。アメリカ研修中間発表では、「利便性と引き換えに私たちが失うもの」というテーマに基づいて環境問題と若者の社会性という視点から研究を行っていることが報告されました。質疑応答の時間では過去のアメリカ研修参加者やアラムナイの方からの鋭い質問や貴重なアドバイスを頂くことができ、研修参加者たちにとって大変有意義な時間となりました。
第二部では、『アラムナイが語る-働くこととは-』と題してアラムナイの方々によるパネルディスカッションを行いました。様々な業種で活躍しているアラムナイの先輩方の体験は多岐にわたっており、学生にとって非常に示唆に富んだお話を聞くことができました。一方で、どのような仕事にも共通する根幹のようなものがあることも垣間見ることができました。例えば、どのような仕事にも段取りが不可欠であることや、仕事への姿勢一つで自分にとっての仕事の意味が大きく変わり得ることなど、将来学生たちが仕事をするようになっても覚えておきたいことをたくさん吸収できるような場となりました。
第三部では、『婚姻制度の廃止に賛成か、反対か』について学生、アラムナイ交えて議論を行いました。結婚という制度があることによって、結婚しないという選択が取りづらくなっているという意見があった一方で、結婚があることによって安定した生活を送ることができる女性や子供がいるのではないかという意見も見られました。討論会では、実際に働いているアラムナイの方のワークライフバランスの考え方等も参考に、非常に活発な議論をすることができました。
懇親会では世代を超えた交流が各テーブルで見られ、KIPの歴史を感じられる温かい場となりました。自己紹介ゲームやアラムナイの方によるクイズ、本交換を通じて一段とKIPというコミュニティとしての繋がりを感じる機会となりました。
(村上 智紀)