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2016年KIP地域研修報告【秋田研修】

5月20, 21, 22日の3日間、秋田県の仙北市やその周辺地区をKIPメンバー13名、およびNakatani RIES Fellowshipの学生(アメリカからの理系留学生)14名で訪れました。秋田県では少子高齢化が進行しており、農業の持続、および観光による若者や外国人の誘致が大きな課題となっています。本研修では、そうした「農業」「観光」をテーマに、様々な立場からの意見を得ながら2度の討論会を実施しました。また、自然と歴史に恵まれたこの土地での観光も多く行なわれました。

【研修スケジュール】
5/20(金)平泉見学、餅つき体験
5/21(土)田沢湖散策、秋田3大学の学生および大曲農業高校の学生と研究発表・討論会
5/22(日)地場産業者の観光に関するレクチャー、および討論会、角館武家屋敷見学

【写真】

—大曲農業高校の生徒発表—
高校生が調査した、田沢湖の水質に関する英語のプレゼンを拝聴。発表後は、活発な質疑応答が行なわれました。

—大曲農業高校での討論会—
KIP学生、Nakatani学生、秋田の大学生、農業高校に通う高校生の4者が集い、「第一次産業の体験を必修にすべきか」について討論しました

—角館武家屋敷見学—
江戸時代、この地区にあった武家屋敷の中でも特に大きな石黒家、青柳家の2邸宅を見学しました。

【感想】
「地方創生」と叫ばれる昨今、私の故郷である秋田県は全国でも最も早いスピードで少子高齢化が進んでおり、過疎化が日本でも最も深刻な地域です。自分を育て、成長させてくれた自然あふれる故郷が大好きで、その故郷をもっと活性化させたい、そのために今自分は何ができるだろうと考え、今回の秋田研修をコーディネートすることになりました。
舞台となった仙北市は、秋田県でも有数の観光地で、国家戦略特区に指定されており、その取り組みに注目が集まっています。しかし、私は秋田県出身と言いながら、この仙北市にはほとんど訪れたことがなく、研修の準備を進めていく中で、秋田には今まで自分が知らなかった魅力がたくさんあることに気づきました。角館武家屋敷、温泉、日本一深い湖田沢湖……存在はもちろん秋田に住んでいた時も知っていましたが、そこに住む人々に出会いその地の経緯を聞き、地域活性化のために行われている取り組みを真正面から見た時に、知識だけでは決して気づくことのできなかったその地の素晴らしさを感じるようになりました。大曲農業高校の生徒が、田沢湖の水質改善のための研究をしていることも初めて知り、地域のために動く高校生に感動を受けました。仙北市の若い農家の方に話をお聞きして雪国ならではの農業の問題や、若い人の農業への関心を高めるためにどういったことが必要なのか話したり、国際教養大や秋田県立大、秋田大学の学生と出会い、地域活性化のためにどのような取り組みをしているのかお話を聞いたり意見交換をしました。こうして向上心あふれる意欲的な若い人々にたくさん出会い、今まで秋田は狭いと思っていたけれど、私が知らなかっただけで、探してみればこんなにも多くの出会いが待っていることにも気がつきました。また、研修を通して知り合った方々の秋田の活性化を思う気持ちに触れ、自分の秋田への思いはまだまだ表層的だったと感じました。そして、私が知っていた秋田は「秋田」のほんの一部でしかなくて、「秋田」全体はもっと広くて大きくて、たくさんの可能性を秘めていることを悟るようになりました。これからは、もっと広い視野で「秋田」を見て、自分の知らない魅力をもっと発掘していきたいです。このように今回の地域研修では、私の人生において本当に貴重な学びを与えてくれました。この地域研修を実現させてくださった皆様に、心からの感謝を申し上げます。(乗富真穂)



【メディア情報】

秋田民報、秋田さきがけ新報に本研修が掲載されました。
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