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【ExNextプロジェクト】

世界で最も高齢化が進行している日本。私たちは、数ある少子高齢化問題の中で、人口減少やコミュニティの崩壊などによって、高齢者の孤立化や世代間分断が生じていることに着目しました。世代間分断が政治的・経済的に支障をもたらし、ついには日本の成長の妨げになることは明らかです。世代間分断を埋めるために私たち若者に何が出来るか考え、行動するためにこのプロジェクトが始まりました。

私たちは以下の三点を本プロジェクトの目的として設定しています。

①世代間交流の場作りと実践:今までの社会を作ってきた高齢者層(Ex-Youth)とこれからの社会を作っていく若者層(Next Generation)のコミュニケーション不足から生じる断絶を減少・改善していく活動の実施。
②シンポジウムにおける2018年度研究の発表と大型討論会の実施。
③国際会議「これからの若者の超高齢社会」(仮題)の開催。

【これまでの活動要項】

2015.秋 日中韓交流「教育と就職」(うち一つのテーマ「あなたは親と住めますか」)
2017.夏 アジア研修「少子高齢化社会に対して若者が出来ることは」
2018.冬 アメリカ研修「利便性の追求とその弊害への無自覚」
2018.9~ 研究(アンケート、資料分析、産・官・介護施設訪問)
2018.11 北京研修「ITの普及は世代間コミュニケーションを希薄化させるか」
2018.12~ 各種世代間交流実施
2019.3 シンポジウム(現段階の研究発表と大討論会)
2019.4~ 若者による国際会議開催への準備と研究(含 海外研修、地域研修)
2020.秋予定 海外からのメンバーとともに国際会議「若者が考える『これからの若者の超高齢社会』」(仮題)(計画中)

ご質問やご応募に関しては、「お問い合わせ」ページよりご連絡ください。
皆様のご質問、ご応募をお待ちしております。

(社)KIP知日派国際人育成プログラム 委員会一同

【参考資料:当プロジェクト参加学生たちの声】

ExNextは社会問題を自分事に落とし込んで考え、それに対して自らアクションを起こすことのできる貴重な場であると感じています。参加当初は、徐々に進行していく少子高齢化問題に向き合うことの重要性を理解する一方で、一大学生である自分たちに何ができるのか掴めず戸惑いを感じていましたが、活動を通して問題の一端には人と人との繋がりの希薄化があることに気づき、それこそ一人一人の行動を見つめ直すことで改善していくべき部分だと思うようになりました。時には双方の世代に対して、理解が欠如しているからこその心ない言葉を耳にすることもあり、少子高齢化問題に対する若者の無関心な姿勢や、高齢者の孤立化やコミュニティの崩壊が深刻化している今日において、世代間交流を自ら実践していくことの意義深さを実感しています。
(石野瑠花 慶應義塾大学法学部法律学科 3年)

少子高齢化に関連した様々な問題について、その重要性を頭でわかっていても行動を起こしていない自分の姿をいつもどこかで感じていました。そんな自分にとってまさに絶好の機会と思い、このプロジェクトに参加しました。少子高齢化関連の問題といっても一括りでは語れず、まずはアンケートで大学生1000人の意見を集めました。そんな活動を続けるうち、心の中の「今自分は身近なシニアである祖父母ときちんと交流しようとしているだろうか」という声が大きくなってきました。一本の電話、何気ない近況報告、自分で作ったちょっとした料理のおすそ分け。なんてことはないこれらの全てが、実際にやってみると祖父母にとっては楽しい一時になるのだ、そしてお互いが幸せな気持ちになれるのだと強く実感しました。難しくはないけどやろうとしない、やったほうがいいと自分で思うこと。その思いを後押しして行動へつなげてくれるのが、僕にとってのExNextです。
(多田哲朗 東京大学法学部 4年)

まず、高齢化社会に対する認識の変化関しては、ExNext参加前までは、高齢化問題は巨大な問題で自分に関われることはないと考えていたが、プロジェクトを通してそうした態度の積み重ねが今日の深刻な事態を招いていることに気づきました。次に、世代間交流に対する認識に関しては、以前はその重要性を全く認識していませんでした。このプロジェクトが始まってから、世代間の分断が思いの外深刻であり、それを放置すると、比較的社会の安定している日本でも、移民の流入で社会が分裂状態にある欧米各国のように社会が分断されてしまうのではないかと危惧するようになりました。また、北京研修を通じて、政府としても世代間の対立を問題視していることがわかり、このテーマを追求することへの自信が増しました。
(嶋津寛之 慶應義塾大学経済学部経済学科 2年)

もともと少子高齢化についてはある程度の関心があり、どのような対策が効果的か、どの範囲まで網羅できるかなどについていくつか調べ考えてはいました。しかしそれらはすべて上から政府からの指導としてであり、またその効果の限界を感じてもいました。そのような中でExNextに参加し新たに世代間交流というテーマについて知りました。これまで私は世代間交流の重要性に全く気づいていませんでしたが、様々な社会の課題に、この世代間交流が関係しているということを知り、民間から、若者からこの問題の解決に向けて動くことの重要性、効果についても学びました。簡単に答えが出るわけではありませんが、将来私たちが高齢者になるときに向けて、若者への向き合い方、社会への向き合い方を双方向の視点で考える場であると捉えています。
(濱田知隆 東京大学教養学部 4年)

以前から少子高齢化というのは問題として漠然と認識していましたが、具体的に何が問題でどのように解決すればよいのかを考えたことはなく、そのようなことを考え実行に移すためにこのプロジェクトに参加しています。実際、世代間交流に焦点を当て、北京研修へむけた研究や北京研修を通して少し具体的に問題をとらえられるようになりました。また、少子高齢化が多くの国で課題となっている風潮は、世代間交流を促進するなど行動するいい機会だと感じています。
(鐏京香  慶應義塾大学法学部政治学科 1年)

大学の授業では高齢化社会についてマクロな視点から解決策を考えていたため、高齢化率などの数値やメディアによる印象だけでは、喫緊の問題を肌で感じることができませんでした。北京研修前に、日本の内側に目を向けて研究していましたが、中国での1週間で日本の問題を他国と比較して客観視・俯瞰視するようになり、中立的な立場から社会問題を冷静に捉える基盤が備わりました。また、ここまでの研修を通して、世代間の分断という現実に直面する自分たち若者世代の姿を十分認識してきました。ここから先行動へとつなげていくことは難しくても必要なことであると感じています。
(鈴木啓太 東京大学工学部都市工学科都市計画専攻 4年)

「少子高齢化」とは、「少子化」「高齢化」という表裏一体の2つの言葉で構成されています。しかし私たち若年層は、どうしても自分の未来においてより身近である前者に着目してしまい、後者について考える機会は少ないです。しかしExNextに参加して、高齢化が進行していく中で若年層とシニア層の間には断絶が生まれており、その解消には自分たちからも積極的に踏み出すことが不可欠だと感じました。問題解決のために特別なことをしようと力むのではなく、まずは自分の身近なところからできることを探し、ポジティブに取り組んでいきたいと思います。
(荒川恵美 一橋大学社会学部 2年)

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