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2011年 第2回KIPシンポジウム 報告

1.日時

平成23年5月21日(14時~17時45分)

2.場所

日本外国特派員協会

3.出席者

一般学生・KIP会員90名、社会人22名

4.概要
第1部:はじめに

開会の辞:パッカード啓子(KIP理事長)
スピーチ『国際協力』と『外交』:若宮啓文氏
スピーチ「日本の再生と国際化教育の在り方」:四方敬之氏

第2部:プロジェクト研究発表

『大学生から見た国際化教育のあり方の研究』発表
Q&A

第3部:学生討論会 『東日本大震災から学ぶもの』

スピーチ『東日本大震災の教訓』:緒方四十郎氏
グループディスカッション『震災復興の方向性』
フロアーディスカッション『国際関係における教訓』
モデレーター:緒方四十郎氏
社会人からひと言
閉会の辞

5.詳細

 5月21日、(社)KIP知日派国際人育成プログラム(以下KIP)にとって2回目となるシンポジウムを挙行しました。今回のシンポジウムの役割は大きく分けると2点あります。一つ目は半年間KIPがプロジェクトとして研究してきた「教育の国際化」についての発表の場です。しかし、3.11の東日本大震災という日本を、そして世界を揺るがす大事件の結果、新たな役割が必然的に生まれました。経験豊富な様々な分野のエキスパートの方々と共に討論しながら、3.11から学生が学び、考える場です。そして「世界の中の日本」の観点に立つとき、「震災」について討論することはKIPの学生が半年間研究してきた「教育の国際化」に通じ、議論をより深化させることができるのではないかと考えました。

第1部は理事長のパッカードによるプロジェクトの簡単な紹介に始まり、お忙しい中来ていただいた、若宮、四方両氏からのスピーチが続きました。東日本大震災後の世界の中での日本の状況、そして日本の若者が果たしていけるかもしれない役割についてのスピーチは参加した学生に「国際化」と「震災」のつながりを意識させる一助となりました。

 続いて、第2部ではKIPプロジェクトメンバー2名により、『大学生から見た国際化教育のあり方の研究』についてのプレゼンテーションが行われました。首相官邸へ行う主たる提言内容「長期留学促進のための短期プログラムの構築」、そのための具体案である、「短期プログラムの強化」、「ポータルサイトの構築」、「ギャップイヤーの導入」についてはKIP学生のみならず、一般学生からも多くの質問が行われ、白熱したQ&Aとなりました。

 休憩を挟み、緒方氏から『東日本大震災の教訓』についてのロングスピーチが行われた。震災によって露呈した日本の長所と短所について述べられた後、震災の国際性へと話は発展し、1)「復旧」なのか「復興」なのかという震災復興の方向性と、2)国際関係上の教訓として何を学ぶべきかの2点の問題提起が行われました。1)についてはテーブルごとに2)についてはフロアー全体を使って熱い討論が行われ、学生は思い思いに自らの意見をぶつけ合うことができました。

 全体として時間が押しに押してしまったように、社会人、学生ともに言いたいことが後から溢れ出てくるシンポジウムとなり、一参加者としても大変有意義で考えさせられる会でした。震災後の日本が有する限られた資源は「人材」であり、復興するためには我々学生一人一人が世界の場で切磋琢磨し、行動に移していかなければならないというシンポジウムのメッセージを多くの学生の間で共有することができたと感じています。半年間の「教育の国際化」に関する研究はシンポジウムで終了するのではなく、今後も引き続き、KIP全体で取り組み、行動に移していかねばならないでしょう。シンポジウムはまだまだ私達KIPのスタートラインです。

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