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2017年3月25日「明治150年、私たちの曽祖父たちが歩んだ道 ~維新の志士たちから学ぶ、今の私たちに必要なこと~」
水野勝之氏(桂太郎長州藩士の末裔の夫、水野 勝成備後福山藩の初代藩主の子孫)、井上氏(井上馨長州藩士のご子孫)、楫取 氏(楫取素彦幕末の長州藩の志士)、宍戸 旦氏(宍戸 璣 たまき長州藩士のご子孫)、杉徳昌氏(杉孫七郎長州藩士のご子孫)、上田和子氏(水野 勝成備後福山藩の初代藩主のご子孫)

特別イベント「明治150年、私たちの曽祖父たちが歩んだ道」と題し、2018年に明治維新から150年を迎え、KIPでは5月に山口研修が行われるこの機会に長州藩士の末裔の方々をお招きしました。留学や密航などで西洋の法律、組織、制度などを学び、日本を国際化、近代化しようと立ち上がった武士たちがその後の日本建国に貢献したお話やそういった家系に生きる重圧・責任・恩恵について語っていただきました。

華族制度廃止後も恩恵を受けていると思うと同時に韓国併合の際に総理大臣だった桂太郎を母方の先祖に持つ水野氏は繰り返し、それを重く受け止めているということをおっしゃっていました。また、宍戸氏は武士としてたくさんの人を殺した先祖のためお前は絶対悪いことをしてはいけないと教わって育ったなど祖先の影が常に自分にあるということを抱えながら生きていらっしゃることを感じました。

パネルディスカッション後は「愛国心教育の是非」というテーマでグループディスカッションを行いました。ほとんどのグループに共通して「愛国心教育」が自国を過大評価し、他国を排斥するようなものではなく、自国を客観的に知り、誇りを持つことはよいのではないかという結論でした。留学生の中には多民族国家の出身の学生もおり、異なる言語や文化を持つ民族同士を統合のためにある一定の国という概念を持つ必要はあるとうことも話し合われました。パネルディスカッションでは普段知ることのできない明治維新を始め、日本について知ることができ、ディスカッションでは国家の概念や認識が国によって違うことを知ることができ、とても興味深い会となりました。

(横井裕子)

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